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2014年7月14日

口腔筋機能トレーニングとは?

個々の状態によってトレーニング方法は異なりますが、主に舌機能を向上するためのトレーニングを行います。
舌の挙上練習(きょじょうれんしゅう)、正常嚥下(せいじょうえんげ)の練習、咀嚼トレーニングガムを使用した咀嚼練習などを約3か月行います。第一大臼歯が生え揃う時期にこのトレーニングをすることで歯並びの発育が促進することがわかっています。

難しいトレーニングではありませんが、続ける自信がない、子供にできるか不安、との意見がありますが当院ではトレーニング方法を「簡単」にさらに、「続ける技術」というものに真剣に取り組み、練習継続の支援をしています。

お子様がある程度の年齢になってからは虫歯を作らないようにするのは本人の責任ですが、歯並びは本人が改善することはできません。矯正治療はお子様の人生を豊かにするために親御さんがしてあげられる最高のギフトの一つです。

2014年7月11日

子供の歯並びはいつ頃相談したら良いのでしょうか?

当院では4歳ごろからの検診を勧めております。

不正咬合のほとんどは歯並びとアゴの発育に原因があることがわかっています。発育不良が形として見えてくるのは4歳ごろです。この時期から矯正を始めることはありませんが発育に影響する口腔機能の指導を4歳ごろに受けていただくことでその後の発育が良好になることがあります。実際に小児矯正を開始する目安は第一大臼歯が生え揃う6才頃です。

こどもが成長期をすぎても矯正はできますか?

本格矯正からのスタートでも十分可能です。

歯並びの程度が悪くても大半の場合で本格矯正からでも治療はできます。本格矯正からのスタートの場合、小児矯正のように効率的に骨格から改善することは難しいかもしれません。

しかしながら、骨や筋肉が発育段階であり、その柔軟性を利用してできる限りの骨格の改善とともに歯並びの治療を行います。本格矯正は小児矯正からの開始と比べて子ども本人の負担が大きいですので、なるべくお子様については早めの受診をお勧めします。

小児矯正のみで終わることはあるのでしょうか?

基本的にⅡ期治療(本格矯正)を必要とします。

小児矯正で改善できるのは歯が並ぶための土台であり本当に基礎的な部分です。この基礎をしっかりしておくと、不正咬合を軽度にでき、その後の治療の選択肢が増えるなどのメリットがあります。せっかく基礎工事(小児矯)をしたのであれば、その上にしっかりとした建物の工事(本格治療)をしなければいけません。

小児矯正をすれば歯を抜かないで済むのでしょうか?

A,歯を抜かないことを目的に小児矯正をするわけではありませんが、結果的に抜歯の確率は減少します。

小児矯正では歯並びのアーチを広げたり、顎の成長をコントロールすることで骨格のズレを補正します。不正を軽度にすることができるため、その後の本格矯正治療の選択肢が増え、非抜歯での治療の可能性が高まります。より良い状態で本格矯正ができることで治療期間が短縮でき、結果的にコストが安くなります。また、口腔機能を整えることで後戻りも少ないなど患者さまの負担が少なくなります。

2014年7月 7日

子どもの矯正治療(小児矯正)

矯正治療お子さまの場合、噛み合わせや歯ならびは見た目だけでなく、発育にも大きく影響してきます。なるべく早い時期に矯正治療を行いましょう。少しでも若いときに矯正を始めることで、あごが成長する段階でバランスが整い、美しい顔立ちになります。

小児矯正が必要なお子様とは
初診相談である程度判断できます。

相談の際に歯並びの発育状態、顎の発育状態、口腔周囲筋の状態、呼吸の仕方、発音、姿勢などをチェックします。
この状態を基に、「今始めることで歯を抜く可能性が少なく、歯ならびが悪い状態が軽度になり本格矯正が楽になる。永久歯が生えそろってからの本格矯正では治療が難しい。」と判断した場合に小児矯正を勧めます。

いつ頃から始めればよいか
小児矯正は早ければ4歳ごろから口腔筋機能トレーニングを行います。
口腔筋トレーニングとは?

第一大臼歯が生え揃う頃までのトレーニングで歯ならびの発育が促されることがわかっています。
その後、約6歳~小学校低学年を目安に床矯正装置で歯並びのアーチを広げたり、ファンクショナルアプライアンス(機能的顎矯正装置)を用いて上下のあごの骨のバランスを整えることで永久歯がきちんと生える準備をします。この時期の治療は主に取り外しができる装置を用います。

小児矯正の役割
歯並びの発育を促しますので、不正咬合を軽減することができます。メリットとして

・大人になってからの矯正よりも抜歯をする確率が減る
・本格矯正の期間が短くなる
・口腔機能を整え、治療後の後戻りも最小限に抑える

が挙げられます。さらに、早い段階から歯並びを整えるので歯を磨きやすく、虫歯になりにくい環境を作ります。
当院では小児矯正を行った方のうち約2割の方が本格矯正に移行せずに、治療を終了することができています。本格矯正に移行した方の平均治療期間は、抜歯した場合、1年から1年6ヶ月程度、永久歯を抜いた場合1年6ヶ月から2年ほどで治療を終了することができます。また、本格矯正から始める方と比べてコストを抑えた料金体系にしております。

成長期を過ぎて骨格が固まってからでは基本的に歯の改善しか出来ませんが、小児矯正では口腔機能を整えたり、歯並びや顎の成長をコントロールするといった骨格の改善が行う事が可能です。

本格矯正(小学高高学年~中学校)
小学校高学年以降で、永久歯が生えそろったお子様が対象です。
Ⅰ期治療で整った土台に透明なセルフライゲーションタイプブラケットと柔軟性ワイヤーによる固定式の装置で歯並びを整える治療システムです。

このシステムでは弱い矯正力で患者さまの口唇、頬、咬む筋肉を利用し、骨の代謝活動を最大限活かした治療法です。従来の矯正力の半分ほどの力で歯を動かすため、痛みの発生を最小限に抑えることができます。


【40代以降の矯正治療】

何歳であっても基本的に矯正治療で歯は動かすことは可能です。40代以降の矯正治療を難しくするのは、虫歯とお口の健康状態です。お口の健康状態が悪い代表的なケースは歯周病です。

歯周病とは歯を支える土台となる骨の病気なので、歯を支える土台を健康にするための治療を行ってから矯正治療を進めます。矯正治療中も歯ぐきの状態を定期的に検査して、お口全体の健康を維持したまま矯正治療を行うことが大切です。

40代以降の矯正治療の特徴
この時期の矯正治療は、噛む機能を整え、手入れしやすい健康的な歯並びをつくります。
歯並びの中でかみ合わせの良い部分を残し、問題がある部分を改善していきます。
歯並びとかみ合わせが改善されると清掃性や唾液の循環が良くなり、歯全体にまんべんなく力がかかるため、
虫歯や歯周病になりにくくなります。

矯正治療の期間は1~2年ですが、
見た目が美しくなる
天然の歯を残すための口内環境が出来る

といったメリットがあります。
高齢者で健康な歯が20本以上残っている方は、歯並びが良く、歯周病のない健康的な歯ぐきを兼ね備えています。

咬み合わせの問題
長年咬み合わせに問題のあるまま生活してきた方は、早い方で30代から歯の激しい擦り減りや歯周病、虫歯の進行などで歯の喪失が始まります。そのため、40代以降で矯正治療が必要な方は既に健康な歯を失っていたり、虫歯や歯周病のために歯を抜かないといけないという問題があります。

歯を失った部位を補う治療が長期的に安定する環境を作るために、矯正医、補綴(ほてつ)医、衛生士が三位一体となり治療計画を組み立てていきます。

【成人の矯正治療】

矯正治療10代後半から30代または40代ごろの社会活動の活発な時期の矯正治療では、より目立たない矯正治療をすること、治療のスピードを速くすること、社会生活に影響しない程度の痛みに抑えることが重要となります。
当院では、患者さまのご要望を最大限尊重しながら、きちんと治すために最適な治療法をご提案させていただきます。

より目立たない矯正治療
表側の矯正装置には金属製のものは使用せず透明な装置を使用しており、矯正に用いるワイヤーも出来る限り白いものを選択しています。また裏側矯正治療や、マウスピース矯正といった見えない矯正治療も提案させていただいております。

治療のスピードの改善
これまで矯正治療は2年~3年、場合によってはそれ以上かかると言われていました。
期間がかかってしまう主な原因として

①歯の移動スピードに時間がかかる
②効率の悪い治療手技
③動かしにくい方向へ歯を移動することによる時間のロス

が挙げられます。当院では、この問題点に真剣に取り組み、改善することで治療のスピード化に成功しております。

歯の移動スピードをあげるために
歯のスピードを上げるために、外科的な手術を施したり、何か特殊なお薬を飲むわけではありません。歯は力を強くすれば早く動くわけではなく、歯の滑りが良い環境で、弱い力で、患者さまの骨の代謝と口輪筋を利用することで効率的に動きます。
このことから当院ではセルフライゲーションブラケットを採用し、矯正の力を従来の半分程度にしました。

抜歯する症例では抜歯後に速やかに歯を動かすことで骨の代謝を良くすること、
MFT(筋機能療法)を行うことで歯の動きを邪魔する力を抑え、歯の動きに有利な筋肉の力を利用することで治療のスピード化を行っております。

効率の悪い治療手技の改善
従来は歯に装着するブラケットをフリーハンドでつけたいたため、3次元的に位置のずれが生じやすく、術者によってもばらつきがありました。

それを改善するためにインダイレクト法という、ブラケットポジションにずれがない手技で、ブラケットが最初から正確な位置につけることで治療中のブラケットの付け直しや歯の動きに無駄がなく、最初からゴールに向かって一直線に向かうことができる方法を行っております。

動かしにくい歯の移動への対応
それぞれの装置には得意とする歯の移動があります。例えば歯の動かし方が難しいとされるのは歯の奥への移動(遠心移動)と、骨の中に沈める移動(圧下)です。

この遠心移動はマウスピース矯正や可撤式の装置が得意であることがわかってきました。圧下はインプラントという直径1.5mmのネジを骨の安全な位置に埋入し、それを固定源にすることで容易に行うことができます。

【中高生の矯正治療】

矯正治療
この時期は骨や筋肉が発育段階にありますので、歯並びの土台を整えたり、骨格のズレを改善することで、できる限り矯正のための抜歯を少なくすることに努めます。

当院では装置が目立ちにくい、痛みが少ない、スピードが速いことが大切だと考えております。矯正治療を効率的に進めるために口腔周囲筋の活動(よく笑い、よく食べる)を弱めないためにブラケットは薄く、目立ちにくいデザインにし、治療のスピードを速くするために矯正力を従来の半分以下にし、ブラケットとワイヤーの摩擦を少なくします。
その結果、痛みを最小限に抑えることができます。

この時期は学校生活や、反抗期などからブラッシング不足や偏食になり易く、成長ホルモンのバランスからも虫歯になり易い時期に入ります。矯正治療と並行して歯科医院での歯のメンテナンスが重要です。

現代高校生の3人に1人は顎関節症といった問題を持っています。顎の状態を診査しながらかみあわせを整えることで顎関節症は改善することがわかっています。この問題は大人になってから治そうとしても難しく、やはり成長段階に合わせた治療が大切です。


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